参加施設に聞く

vol.9 川崎こころ病院様

 川崎こころ病院様にて、回復期リハビリテーション病棟担当医の市川信通先生、地域医療連携室 医療ソーシャルワーカー阿部朋美様に、MMWINの利用状況、今後への期待等についてお話をお伺いさせていただきました。

Q:みやぎ県南中核病院との紹介状連携を開始いたしました。紹介状の文書連携も含め、現在の活用状況はいかがでしょうか?
A:(市川先生)紹介状について、MMWIN上で問題なく参照できた。これまで紹介状上に記載されていた情報がMMWIN上で参照可能となり、医師が紹介状に記載する内容(採血結果の経過等)を省略できる。紹介状で不足している情報の拾い上げもできる。急性期病院ではそれほど必要性を感じないかもしれないが、慢性期病院には多くのメリットがある。今後は紙情報を取り込む必要がない運用に取り組んでほしい。
A:(阿部様)運動器リハビリテーション担当医の大波更三先生を始め、他にも2名の精神科医師からも便利であるとの声をうかがっている。さらに看護師にとっても、転院前に患者情報を確認できるのは非常に助かる。施設毎に転院申込書の内容は違うが、看護師やリハビリテーションスタッフが必要な情報が共有されると良い。

Q:MMWINへの期待、活用にむけての改善点などありますでしょうか?
A:(市川先生)画像連携について、CDのやり取りが不要になるため大いに期待できる。
 当院から介護施設へ紹介する際、既往歴が大変多いため、メモ機能を用いて「既往歴はMMWINで参照して下さい」と記載したことがあるが、相手が見ているかどうかが分からない。確認や受取の通知が手軽にできるようにしてほしい。
 まずはMMWINの良さを理解してもらう必要がある。全国の地域医療連携の良い点を参考に、成功例を増やす必要がある。

川崎こころ病院 Data

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